時計のリューズは消耗品ですか?
2025-06-19
江戸末から明治にかけて、西洋の文物が入ってくるようになると、輸入品の懐中時計が日本に入ってきました。 鐘の音の役目もだんだん懐中時計に引き継がれていくのですが、その懐中時計に紐や鎖を通してつるす部分を、鐘と同じく時を告げるものをつり下げる部分ということで、「りゅうず」と呼ぶようになったのではないかと思われます。
実はリューズ自体は、時計がリューズで巻き上げられる時代になってから、100年以上前から、交換される「消耗品」という位置づけの部品です。 そのため、アンティーク時計と呼ばれる年代のものでも、その時計のリューズを交換するために、それ時計が製造された以降も、部品メーカーから数多くの交換用のリューズが製造されています。